こんにちは、クロマルです。
サボテン愛好家の中では知らない人はいないほど人気の品種、黒王丸。
黒王丸は和名で、学名はコピアポア・シネレア。チリに自生しており白っぽい肌と黒いトゲが特徴です。
人気で生長が遅いため、価格は高騰しています。
我が家では比較的安価な黒王丸の接ぎ木を購入し、接ぎ降ろしに挑戦していました。
今回の記事では、我が家の発根管理中だった黒王丸の接ぎ降ろしが、自根を発根したのでどのような管理だったのか紹介していきたいと思います。
・黒王丸を育ててみたい人 ・接ぎ降ろし後の発根管理に興味がある人 ・接ぎ降ろしで自根を発根させたい人
・1年以上、50鉢の植物の水やりや見た目の変化を記録中
・メルカリマガジンにて初心者の方へ向けた観葉植物の記事を執筆
・本業は自動車部品メーカー総合職
良かったことだけでなく、悪かったこともブログで発信・蓄積することで植物に興味がある人の助けになればと思っています。
詳細はプロフィールをご覧ください。
それではよろしくお願いします。
一度腐りかけました
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2022年7月に黒王丸の接ぎ木を接ぎ降ろししました。台木は竜神木です。
せっかく接ぎ降ろしするなら台木ではなく、黒王丸の根を出させたいと思い、台木を全部取り除くためにけっこうえぐりました。
ダコニールとベンレートを使って消毒しています。
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それから1ヶ月くらい屋外に置いていましたが、なかなか発根する様子がありませんでした。
2022年8月に植え付け(用土の上に置いただけ)し、用土が湿るように水やりしました。
用土は無機質のものを使用していました。
すると、10日で動きが。
2022年9月初旬に白い突起が出てきており、どうやら根のようです。
画像では分かりにくいですけど、中央付近に突起が見えます。
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さらに根の動きが活発になるように、水やりして用土を湿らせました。
それから10日後、2022年9月中旬に最悪の事態が起きました。
触るとブニブニしていて腐りかけていました。。
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よくよく見るとナメクジっぽいのも居ました。。キモチワルイ。
腐っている部分を削りとり、ベンレート希釈液で消毒しました。
ベンレートは0.5gの袋を1リットルの水に溶かすことで2000倍希釈液ができます。
さらに、この希釈液に展着剤であるダインを0.3mlほど混ぜました。
ベンレートの希釈液を絵具用の筆で塗り、しばらくしたらよく乾燥させます。
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![](https://plants-calendar.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
復活。そして発根。
湿気が溜まると腐ることが分かったので、土には置かず、浮かせるようにして切断面をひたすら乾燥させるようにしました。
10月中旬に最低気温が15℃を下回り始めたので、室内へ入れました。
11月中旬になっても一向に発根しなかったので、土の上に置いてみました。水やりはしていません。
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するとたった2日で根が出ました。
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根が出てからは、週に1回のペースで切断面にメネデール希釈液を霧吹きで与えています。
12月の様子がこちら。それなりに根が出ていますが、まだ土に付くほど伸びてはいません。
株自体はそこまでしぼんだ感じはなく、ブニブニしている部分もありません。
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発根に大事なこと
私なりに発根に大事だと思うことをご紹介します。
しっかり消毒する
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接ぎ降ろしした切断面の消毒はとても大事だと思います。
私が使用したのはダコニール、ベンレート、ダインになります。
ダコニールは予防で、これから侵入する細菌の予防に効果があります。
ベンレートはすでに入ってしまった細菌の治療の効果があります。
ダインは展着剤と言い、一緒に混ぜる事で切断面に付着しやすくなるというものです。
![](https://plants-calendar.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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切断面をよく乾燥させる
発根には乾燥させることも大事です。
湿っていると簡単に菌が入って腐っていくような感じがしました。
乾燥させるとだんだん薄くて硬い膜のようなものができるので、そこからは霧吹きしても大丈夫だと思います。
自根が出て1年後
1年後の黒王丸の様子がこちら
根は張っているのですが、見た目ではあまり生長している感じがないです。
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このアングルはけっこうカッコイイ
![](https://plants-calendar.com/wp-content/uploads/2024/03/20240302132231_IMG_7580-1024x576.jpg)
一方、接ぎ木のときの台木だった竜神木は、、
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育ち過ぎじゃないか?笑
こうして見ると同じサボテンでも黒王丸は生長が遅いんだなと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
辛抱強く切断面を乾かして待ちましょう。
今回の記事は以上です。読んでくださりありがとうございました。
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