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初心者がアガベと灌木の実生にチャレンジ!ー種子の入手方法と種まき(播種)の流れを解説ー

観葉植物の世界

こんにちは、クロマルです。

突然ですが実生(みしょう)って聞いたことありますか?

植物を種から育てること、または種から育てられた株のことです。

「このグラキリス、実生なんだぜ」って言われたら種から日本で種から育てられた株ってことです。

だったらそういえb… そんなのは野暮です。郷に入っては郷に従えというやつです。

この度、植物の種子をご提供してもらえたので、私も実生にチャレンジしたいと思います!

そこで今回は、植物の種子の入手方法と、アガベと灌木系植物の種をまくときの流れやその後の管理方法についてわかりやすく解説したいと思います。

用意しておいたほうがいいアイテムについても紹介します。

ちなみに私は1ヶ月たたずにアガベ・オテロイもコミフォラ・ワイティも発芽しました。

実生にチャレンジしたいけど、どうしたらいいかわからないという人の参考になれば嬉しいです。

この記事を書いているのはこんな人

 ・植物大好きな横浜在住の会社員

 ・2年以上、70鉢の植物の水やりや見た目の変化を記録中

 ・企業から依頼を受け観葉植物の記事を執筆

 良かったことだけでなく、悪かったこともブログで発信・蓄積することで植物に興味がある人の助けになればと思っています。

詳細はプロフィールをご覧ください。

それではよろしくお願いします。

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植物の種子の入手方法についてご紹介します。

都合良く友人が譲ってくれると一番良いですが、今回は友人ルート以外で。

私は種子を入手する際のポイントは、希望通りの植物の種類であること、発芽のしやすさ、だと思います。

業者から購入

私のおすすめは業者さんから購入する方法です。

植物の種子をネット販売している業者はいくつかあります。

とくに下記の2つは取り扱っている種子も多く、老舗ですので希望通りの種類であることはもちろん、発芽のしやすさもある程度は信用していいと思います。

ヤフオクやメルカリから購入

ネットで購入する方法としてはヤフオクやメルカリもあります。

ただし、こちらの方法は、悪徳な出品者の場合に注意が必要です。

発芽しにくい古すぎる種子だったり、そもそも希望通りの種類の種子ではなかったりすることがあるので、そのあたりを覚悟のうえで購入することになります。

とくに種子は品質の悪さに気付きにくいので、悪徳な出品者が多いかもしれません。

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ここからは私が種子を入手したSEED STOCK(シードストック)さんについて紹介したいと思います。

SEED STOCKさんは岐阜県にある株式会社キュリオスという会社が行っている事業になります。

品揃えの豊富さが強みです!

サイトでは他の購入者の発芽報告を見る事ができ、発芽率の参考になります。

また、掲示板では実生をやっている人同士で意見交換ができたり、入荷してほしい種子をリクエストできるようになっています。

発送のスピードも早いです。

平日
12:00までのクレジットカード決済でのご注文、入金確認のできた銀行振り込みでのご注文は当日発送いたします。

土曜日
9:00までのクレジットカード決済でのご注文、入金確認のできた銀行振り込みでのご注文を当日発送いたします。
9:00以降のご注文につきましては翌営業日に発送いたします。

日曜日・祝日
発送お休みです。

※ご注文が集中した場合や年末年始など発送時期が遅れる可能性がございます。ご了承下さい。

SEED STOCKサイト内ブログ「配送について」
配送について
より引用

ちなみに、私は実生をするのは初めてだったので、

ひとまず記事で紹介することを前提に、一番人気な種子を1つと一番発芽の難易度が高い種子を1つ選ばせていただきました。

その結果、アガベ・オテロイの種子100粒、コミフォラ・ワイティ(灌木系植物)の種子20粒となりました。

というか、実際に数えたらもっとありました。

すこし多めに入れてくれるのはありがたいことですね。

気になる方はぜひSEED STOCKさんをチェックしてみてください。

アガベ・オテロイの種子
コミフォラ・ワイティの種子
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種子を入手したら次はいよいよ播種(はしゅ)です。

播種とは、種まきのことです。

だったら種まきといえb… そんなのは野暮です。郷に入っては郷に従えというやつです。

種子を水に漬ける

まずは前処理として種子を水に漬けておきます。

このとき、菌の予防としてダコニールを溶かしたり、活力剤のメネデールを溶かしたりするようです。

1Lの水に対し、ダコニールは1ml、メネデールはキャップ1杯溶かすのが適量です。

漬けておく時間はだいたい12時間くらいみたいです。私は一晩くらい漬けました。

硬実種子の場合は下処理する

コミフォラなどの灌木系の種子は硬実種子と言って、他の種子より皮が厚く、それが発芽しにくい要因になることがあります。

コミフォラ・ワイティの硬実種子

そこで、種子をお湯に漬けて皮を柔らかくしたり、表面を削り中身を露出させてから播種すること方法があるようです。

私は一旦なにも下処理せず、気長にやってみます。自然界ではそのような処理は誰もしないと思うからです。

用土や鉢を熱湯殺菌する

後でわかるのですが、種子は発芽するまで非常にカビが発生しやすいです。

そのため、播種に使う用土や鉢は一度熱湯をかけて、消毒しておくやり方が一般的のようです。

鉢に用土を入れる

ついに鉢に用土を入れていきます。

今回私が使用する鉢はこちら、プラステラ90です。

サイズは78mm x 78mm x 75mmです。

種子がたくさんあるので、それなりに数も必要です。

プラステラは安価ですし、四角い形状のほうがスペースを無駄なく使えます。

用土は軽石と、市販の無機質系の培養土が基本構成です。

軽くて水はけが良い用土としてパーライトを使う人も多いようです。

用土には、害虫予防のオルトラン、肥料としてマグァンプK、水の浄化用にミリオンAを混ぜました。

この辺は多肉植物を育てる人としてはおなじみのアイテムだと思います。

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また、表面には硬質赤玉土の細粒を敷くようにしました。

そのほうが発芽したばかりのときに根が張りやすいそうです。

ピンセットで種子を土の上に乗せる

ついに播種です。

一つ一つ丁寧に土の上に置いていきます。

種子を用土の中に埋めずに上に置くというやり方が主流みたいです。

アガベは100粒以上あるので、一鉢に10粒以上撒きました。

コミフォラは一鉢に5粒程度撒きました。

続いて播種後の管理について説明します。

必要なら加温する

播種から発芽させるまでの管理は、植物を育てるときの管理とさほど大きく変わりません。

温かい時期のほうが発芽しやすくなりますが、調べてみると2月頃から播種する人もけっこういます。

理由は、春より少し前に発芽させることが出来ればその後春夏秋と生育させやすいからです。

逆に秋を発芽させても小さい苗の状態で冬越しが必要になり、タイミングとしてあまり良くありません。

ただ2月ってまだまだ寒い時期なので、ヒートマットを活用したほうが良さそうです。

発根管理とかにも使えるので1個はあったほうが便利です。

ひたすら腰水管理

種子が発芽してしばらく育つまでは用土は湿ったままのほうが良さそうです。

そのため、腰水管理が基本となります。

雑菌が増えないようにこまめに水の交換はしたほうが良さそうですね。

トレーにプラステラを並べて水を張って管理します。

風通しを確保する

常に湿った状態で管理することになるので、風通しも大事になります。

室内で管理する場合はサーキュレーターが必要になります。

私のおすすめはKEYNICEです。

色んな人の管理方法を調べていると、ラップなどであえて加湿する人もいます。

そのほうが発芽率が上がるというのもわかりますが、私の場合はカビが発生するリスクのほうが気になるのでサーキュレーターで管理していきます。

日当たりを確保する

アガベやコーデックスを育てるときほどの明るさは要りませんが、日当たりも発芽に必要な要素みたいです。

室内では植物育成用LEDライトを活用しましょう。

実生の場合はパネルタイプのLEDライトがおすすめです。

広い範囲に均等に光を当てられますし、調光機能が付いているものも多いです。

播種から1週間くらいで5つほどアガベ・オテロイは発芽が始まりました!

カビが発生する様子もありません。

播種から20日経過すると27個が発芽しました。

100粒以上播種したので、約4分の1が発芽したことになります。

見た目はまだアガベっぽくありません。

いまの管理を継続していきます。

一方コミフォラはと言うと、カビが発生してしまいました。。

なかなか難しいですね。

ひとまず、ベンレートの希釈液を散布し、腰水にもベンレート希釈液を使って様子見しようと思います。

ベンレートは0.5gの袋を1リットルの水に溶かすことで2000倍希釈液ができます。

その後播種から25日で2個が発芽してくれました。

20粒程度播種したので約10分の1が発芽したことになります。

やはりアガベより難易度は高いみたいです。

カビに苦戦していますが、引き続き発芽してくれるように見守ろうと思います。

いかがだったでしょうか。

植物の種子の購入にはSEED STOCKさんがおすすめです。

発芽する難易度は植物の種類に寄りますが、アガベもコミフォラも発芽させられました。

この記事が実生にチャレンジしてみたい人の参考になれば嬉しいです。

ではまた!

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