こんにちは、クロマルです。
みなさんは観葉植物の土についてどのくらい知っていますか?
土?土なんてどれも同じじゃない??
うんうん、まぁ、そうなりますよね
私自身、土にはそれほどこだわっていません笑
園芸ショップに行けば何種類か観葉植物用の土を売っていますから、それで問題ないよというのが私の結論です。
ただちょっと待ってください。まだ記事を閉じないでください。
園芸ショップに売っている観葉植物用の土ってそれぞれ何が違うと思いますか?
サボテン用の土とか、家庭菜園用の土とかあるよね
そうそう!どの種類の植物を育てるかで違うよね
じゃあ例えばサボテン用の土で何種類か売ってたらどうする?
えー、どれがいいかよくわからない
どれでもいいのかな?
そうだよね!でも本当にどれでもいいのかな?
ここなんです。
この記事を読むと、観葉植物用の土ってなにが違うのか、土の種類と特徴について知ることができます。
この知識を身に付ければもうあなたは園芸ショップで迷わなくなる、かもしれません。
・観葉植物の土について知識を付けたい人 ・初めての植替えでどの土を選べばいいかわからない人 ・観葉植物初心者
それではよろしくお願いします。
市販の観葉植物の土は何が違うのか
土の配合
まず土の配合が違います。
土は種類によって水はけの良さや重さ、pHが異なります。
例えば、水はけが悪いと根の呼吸を妨げてしまい、根腐れの原因になります。
また、軽い土は鉢内の通気性を確保してくれますが、水やりの際に流れやすくなります。
pH(ペーハー)とは水素イオン指数の事で、0~14で表され数字が上がるほどに酸性➡中性➡アルカリ性となります。
中性はpHが7ですね。
観葉植物の場合はpH 6.5くらいの弱酸性の土が適しています。
そのため、植物が生長するのに適した土になるよう何種類かをブレンドするんですね。
このようなブレンドされた土を培養土と言います。
粒径の大きさ
市販の土を見るうえで気にしておいたほうがいいのが粒径の大きさです。
粒径が大きいものが多く含まれている場合、土に隙間ができるので通気性が良くなります。
ですが、小振りな植物を植える場合は、粒形が大きいと植物がグラグラして不安定になります。
ある程度小さいほうが鉢の中を隙間が埋まり安定感がでます。
肥料の有無、種類
肥料にも違いがあります。
まず有無についてですが、基本的に市販の土には肥料が含まれています。
つぎに肥料の種類についてです。
化成肥料と有機肥料があり、化成肥料のほうが即効性で有機肥料は遅効性の傾向が強いです。
土の種類と特徴
それでは、土の種類と特徴について説明していきます。
ほかにも種類はありますが、代表的なものをピックアップしています。
赤玉土
赤玉土(あかだまつち)は、植物の用土として最もよく使われている土です。
酸化鉄を含み少し赤みがかった色をしています。
水はけが良いですが、適度に保水性もあります。
粒径の大きさ別で販売されていることも多く、粒径が大きいものは鉢底石としても使用できます。
pHは弱酸性です。
無機質な土で養分はほとんどありません。
鹿沼土
鹿沼土(かぬまつち)も、赤玉土と同様に植物の用土によく使われている土です。
黄色みがかった色をしています。
水はけが良いですが、適度に保水性もあります。濡れると黄色が濃くなるので、土が乾いたことに気付きやすいです。
赤玉土より粒が脆いです。
pHは赤玉土と比べ酸性寄りです。
無機質な土で養分はほとんどありません。
日向土
日向土(ひゅうがつち)は硬く崩れにくいのが特徴です。
水はけが良く、ほとんど保水しないので乾燥を好むサボテンなどの植物に適しています。
pHは弱酸性です。
無機質な土で養分はほとんどありません。
川砂
川砂(かわずな)は粒径が小さく硬いのが特徴です。
水はけが良く、ほとんど保水しないので乾燥を好むサボテンなどの植物に適しています。
pHは中性です。
無機質な土で養分はほとんどありません。
腐葉土
腐葉土(ふようど)は、落ち葉などを発酵させて作った土です。
赤玉土や鹿沼土と比べ軽いのが特徴です。
水はけが良く、保水性もあります。
pHは弱酸性です。
有機質な土で養分が豊富です。カビやコバエが発生しやすいです。
ピートモス
ピートモスはコケ類を原料としています。
軽くて、保水性に優れる土です。
pHは酸性です。酸性を好むブルーベリーなどの用土に用いられます。
くん炭
くん炭は、もみ殻を炭化させたものです。
炭なので黒く、消臭効果があります。
水はけが良く、保水性に優れています。
pHは弱アルカリ性です。土の配合が酸性に傾き過ぎたときpHの調整の役割で加えることもあります。
有機質な土で養分はほとんどありません。
バーミキュライト
水はけが良く、保水性に優れています。
非常に軽く、よく移動させるような鉢、高所に吊るすような鉢の土に向いています。
pHは中性です。
加熱処理して作られることから無菌で清潔です。
その為、比較的弱い小さな苗や挿し木を育てる際に適しています。
パーライト
水はけが良く、保水性に優れています。
黒曜石を原料にしたパーライトと、真珠岩を原料にしたパーライトがあります。
黒曜石はとくに水はけに優れ、真珠岩は保水性に優れます。
pHは弱アルカリ性です。
非常に軽く、よく移動させるような鉢、高所に吊るすような鉢の土に向いています。
ゼオライト
細かい穴が開いているため、
通気性、保水性に非常に優れています。
また、消臭効果、水質浄化効果があり根腐れ防止のために使用されることもあります。
水耕栽培にも適しています。
pHは弱アルカリ性です。
軽石
軽石(かるいし)は軽く通気性に優れています。
鉢底石として使用するイメージがあると思いますが、培養土にも配合されています。
水耕栽培にも適しています。
pHは弱酸性です。
おすすめの培養土
「自分で配合するのとか無理!」「なにかおすすめの培養土はないの??」という方のために、
うちではどんな用土を使っているか紹介したいと思います。
葉が茂るような観葉植物におすすめなのはゴールデン粒状培養土です。
粒状なので通気性や排水性が程よく、さらに加熱処理されているので、雑菌がない清潔な用土です。
サボテンなどの多肉植物におすすめなのはプロトリーフの観葉・多肉の土です。
濡れていると土の色が変わるのでわかりやすいです。
無機質の土なので、害虫も出にくいです。
ベラボンって知ってる?
ここでは土について説明してきましたが、じつは植物を植えられるのは土だけではありません!
ベラボンについての記事はいかがでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
市販の観葉植物の袋には、何が配合されているか乗っています。
赤玉土、鹿沼土、腐葉土、軽石、速効性肥料、遅効性肥料等々…
ただ何%ずつ入っているかは書いてないです。
何が配合されているのかを袋を見てなんとなく「こういう組み合わせか」と把握し、あとは使ってみましょう。
どれも業者が考え抜いた配合なので基本的にはどれでも良いと思いますが、
植物の種類はもちろん、各人の育て方、植物を育てる環境によって最適な土があると思います。
植物の調子が悪い時は、土を変えてみるというのも一つの手ですね。
今回の記事は以上です。
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