こんにちは、クロマルです。
観葉植物の冬越しに向けて、室内での管理用に植物育成用LEDライトの購入を検討しているそこのあなた
お待たせしました。
今回は、2023年最新の植物育成用LEDライト25種類を比較する表を作成して、おすすめのライトを考えてみました。(2023年もうすぐ終わるけど)
とくにアガベや塊根植物は健康に育てるために強い光を必要としますから、LEDライトで補うのがベストです。
※E26口金のソケットタイプの電球についてまとめています。
調べていてわかったのですが、新製品が増えているだけでなく、すでに世に出ている製品もスペックが進化していたりします!
・植物大好きな横浜在住の会社員
・2年以上、70鉢の植物の水やりや見た目の変化を記録中
・企業から依頼を受け観葉植物の記事を執筆
良かったことだけでなく、悪かったこともブログで発信・蓄積することで植物に興味がある人の助けになればと思っています。
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それではよろしくお願いします。
数値の説明
植物育成用LEDライトのスペックを比較するために、最低限覚えていたほうがいいことを一言で説明します。
・照度(lux):数値が高いほど明るい
・色温度(K):数値が低いとオレンジぽく、高いと青白い光
・PPFD(μmol/ m2・s):数値が高いほど植物が生長しやすい
・演色評価指数:100に近いほど太陽に近い
消費電力と電気代の関係
消費電力によって電気代はどのくらい変わってくるのでしょうか。
例えば20Wの場合、1日12時間使用したときの1ヶ月の電気代は、
消費電力(W) x 使用時間(h) x 使用日数 x 電気単価(円/kWh) ÷1000 となり、
20(W) x 12(h) x 30 x 27(円/kWh) ÷1000 = 194.4円 です。
10Wでは1ヶ月97.2円となり、24Wでは1ヶ月233.3円ということで、その差は136円です。
ライトをたくさん購入することを検討している方は、消費電力も気にしておいたほうが良いでしょう。
電気単価は契約している会社によってやや異なりますが、少しだけ高めに27円/kWhとしました。
使用時間も家庭によって違うと思いますが、室内で日光の代わりに使うのであれば12時間くらい点けていたほうが良いです。
ちなみに、夜はライトを消していたほうが植物の生長には良いです。
多肉植物の多くがCAM型光合成をしており、夜に気孔を開いて光合成に必要な二酸化炭素を吸収しているからです。
LEDライト25種類のスペックと価格の比較
比較表
各種LEDライトの数値やその他の仕様、価格などを細かく比較してみた表がこちらになります。
(拡大してご覧ください)
・AMATERAS
・TSUKUYOMI
・HADES
・PLANTS NEXLIGHT
・Helios Green LED
・HASU38 spec9
・Light STAFF VA
・GROW LIGHT GL-X
・GROW LIGHT GL-A
・COSMO
・LUNA
・DOME
・UNDERDOG NURSERY
・MORSEN LED
25種類もあると情報量がすごいですね。。
ライティングダクト専用のライト”HADES”がヤバイ
AMATERASやTSUKUYOMIなど、植物育成用LEDライトの先駆け的存在のBARRELさんからは、新たにHADESというライティングダクト専用のライトが出ています。
ソケットタイプのライトと比べるのもおかしいですが、スペックを比較してみるとかなり特徴的です。
価格は高く、質量は重い、そして消費電力も群を抜いて高い。その一方で、照度やPPFDがめちゃくちゃ高いです。ほぼ太陽です。笑
HADESは調光機能が付いており、アプリで操作が可能です。もちろん時間を設定し自動でオンオフの操作も可能です。
必要以上に強い光を抑えられるのはソケットタイプには出来ないところですね!
ただ、光の波長や演色評価指数がわからなかったので、そこは気になるところです。
交換式レンズが付属している製品が増えた
ソケットタイプは、スポットライトを当てるようにして少ない植物を管理するのに向いていましたが、より広範囲をカバー出来るように広角のレンズが付属している製品が多くなった印象です。
以前はレンズ交換できるものはJPPさんのHelios Green LED HG24や、HARU DESIGNさんのGROW LIGHT GL-Xくらいでしたが、
HARU DESIGNさんの人気製品であるHASU38 spec9にも広角レンズが付くようになりました。
また、BRIMさんのCOSMO UV 20Wも広角から狭角に切り替えられるようになっています。
光の波長に個性が出てきた
光の波長にも各社の個性が出てきました。
これまでの植物育成用LEDライトでは、光のスペクトルで青色の波長と赤色の波長のところにピークを持つものが良いとされていました。これ自体は間違っていないと思います。
HARU DESIGNさんのHASU38 spec9は、緑色付近の波長も大きく、全体的に満遍なく高い波長になっています。かなり太陽に近いスペクトルです。
この波長は、山口大学農学部とベンチャー企業のアグリライト研究所との共同研究によって生まれました。素晴らしいと思います。
また、BRIMさんのCOSMO UV 20Wの光についても青ー緑ー赤と全体的に満遍なく高い波長になっています。さらに、製品名に”UV”が付く新型は紫外線の波長もあるという点が特徴的です。
「青と赤の波長さえあればOK」という方もいるかもしれませんが、価格がほかの製品と比べて高いわけではないので、試してみる価値はあると思います。
色温度は揃えたほうが良い
色温度は光の色味を数値化したものです。
バラバラの製品を購入する場合は色温度を揃えたほうが統一感がでます。
6Kという表記のものは6000K(ケルビン)という意味で白っぽい光です。4Kという表記のものは4000K(ケルビン)という意味でオレンジっぽい暖色になります。
同じ製品名で6Kか4Kかで区別しているものもあるので注意しましょう。
おすすめのLEDライト
先ほどの比較表から、おすすめのLEDライトをランキング形式でご紹介したいと思います。
1位はHARU DESIGNさんの【HASU38 spec9】です。
照度とPPFDがソケットタイプのなかで群を抜いて高いにも関わらず、価格は5,000円台に抑えられているところがおすすめポイントです。
また、新型になり光の波長が青ー緑ー赤の全域をカバーするようになった点と、スワールボディを採用して放熱性を改善している点も良いですね。
付属の広角レンズを使用すれば広範囲に光を当てられるので、使い勝手も良いと思います。
若干重たいですが、Heliosよりは軽く、私がおすすめしているクランプ式ライトスタンドならネジを締めることで重たいライトでも角度を変えた状態でしっかり固定できますよ。
2位はBRIMさんの【COSMO UV 20W】です。
HASU38 spec9より照度やPPFDが若干劣りますが、価格や重量、消費電力が抑えられており、こちらもかなりおすすめです。
また、光の波長はHASU39 spec9と同じように青ー緑ー赤の全域をカバーしつつ、紫外線の波長もあるところが特徴的です。
こちらもレンズの付け替えによって光の範囲を変えられます。
この並びでいくと【GROW LIGHT GL-X】も良いスペックです。
3位は【MORSEN LED 80W相当】です。
これは1位2位と方向性を変えて、価格重視です。
2,000円台はかなり安いです。照射範囲が広い点もおすすめのポイント。
冬越しで最低限徒長させないように管理するために使うのはアリだと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事がみなさんがライトを選ぶ上で参考になると嬉しいです。
今回の記事は以上です。
次はLEDライトの取り付け方の記事やサーキュレーターについての記事はいかがでしょうか。
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