こんにちは、クロマルです。
寒い時期、植物を室内へ取り込む人も多いと思います。
室内で植物を育てていると、虫が出てびっくりして泣きそうになることがあると思います。かなりショックですよね。
そこで今回は私が知っている害虫対策についてご紹介したいと思います。
これから紹介する方法をやることで、室内で虫を見ることがほとんどなくなりました。
初心者の方にぜひ読んでほしいです。
・植物大好きな横浜在住の会社員
・2年以上、70鉢の植物の水やりや見た目の変化を記録中
・企業から依頼を受け観葉植物の記事を執筆
良かったことだけでなく、悪かったこともブログで発信・蓄積することで植物に興味がある人の助けになればと思っています。
詳細はプロフィールをご覧ください。
それではよろしくお願いします。
害虫にはどんなものがいるか
観葉植物に発生する害虫にはどんな種類がいるのでしょうか。
主要なものを書き出してみました。
・カイガラムシ:植物の養分を吸う害虫(吸汁性害虫)。新芽や生長点付近にいることが多い。
・ハダニ:植物の養分を吸う。葉の裏にいることが多い。
・トビムシ:土の中のバクテリアなど食べる。土の中にいて、ピョンピョン跳ねる。
・アブラムシ:植物の養分を吸う。
・アザミウマ:植物の養分を吸う。アガベなどの新葉を食べてしまうことで知られる。
・キノコバエ:観葉植物に発生するコバエ。土の中のバクテリアなどを食べる。
・アリ:直接植物を食べるわけではない。発生する植物にアブラムシがいる可能性がある。
・ナメクジ:葉や新芽を食べる。屋外の湿気のあるところに発生する。
害虫は植物が弱る原因になるので、すぐに対応しないと最悪枯れてしまいます。
単純に大切に育てている植物を見ているときに害虫を見つけるだけでもショックですよね…。
害虫対策8選
それでは害虫の対策について一緒に見ていきましょう。
鉢の受け皿にたまった水は捨てる
これは知ってる人も多いのではないでしょうか。
水やりするときは、鉢の中全体に水が行き渡るようにたっぷり与えますが、
鉢底の穴から余分な水が出て、受け皿にたまりますよね。
この水を放置すると雑菌が繁殖したり、根腐れの要因になるだけでなく、トビムシなどの水に集まってくる害虫も発生してしまいます。
受け皿にたまった水は捨てましょう。
葉水をする
葉水は植物にとって良いこと尽くめです。
乾燥を防ぐ意味もありますし、葉についたほこりが取れると光合成の効率が良くなります。
害虫対策にもなります。主にハダニに効果があります。
乾燥を防ぐための葉水なら、植物が軽く濡れる程度でもいいです。
私は室内ではAIVILのミストスプレーを使っています。ミストが細かく、連続噴射できます。
葉についたほこりや害虫を洗い流すための葉水は、びしょびしょになるように満遍なく濡らしてください。
葉の裏までしっかり葉水しましょう。ハダニは葉の裏にいることが多いので、これでもかと言うほどびしょびしょにしてください。笑
リビングでやると床が濡れてしまうので、お風呂場かベランダでやるのがおすすめです。
私はRYOHIN Lab.の加圧ポンプ式噴霧器を使ってます。
2Lと大容量。ポンプを上げ下げして加圧したら、あとはグリップを握るだけ。
活力剤や液肥を混ぜて与えることもできます。
一部の多肉植物にはブルームという直射日光から身を守るための白い粉が表面に付いているものがあります。このような多肉植物に葉水をするとブルームまでとれてしまうので水圧は抑えましょう。
また、サボテンや多肉植物には生長点付近に水滴が残ってしまうことがあるので、ブロアなどで飛ばすと良いです。
植物用の殺虫剤を使用する
次は植物用の殺虫剤の紹介です。
専用の薬剤を購入しないといけない手間はありますが、害虫対策としては一番効果的です。
おすすめはベニカXネクストスプレーです。
これ1本で大抵の害虫は撃退できます。
逆さまでもスプレーできるので、葉の裏にも散布しやすいです。
ベニカはほとんどの植物に使えますが、アガベの一部の品種によっては薬害が出てしまいます。
薬害の出ない薬剤についてはこちらからどうぞ。
次におすすめなのはオルトランです。粒状で植え替えのときなどに土に混ぜ込むように使用します。
水やりの際に成分が溶け出し、植物全体に行き渡ります。
アザミウマをはじめとした幅広い害虫に対応しています。
独特のにおいがあるので、土に混ぜる際は風通しの良いところがおすすめです。
土を無機質のものにする
害虫の中には有機質(バクテリアや腐葉土)を食べる種類が多くいます。
植えこむ用土を無機質のものに変えれば土から害虫が出なくなります。
おすすめはプロトリーフの室内向け観葉・多肉の土です。
また、ベラボンという商品も植物の植え込みに使えて害虫も発生しにくいのでおすすめです。
土の表面をマルチング材で覆う
無機質の土への植え替えが難しい場合は、土の表面を隠すことも有効です。
おすすめはココヤシファイバー。
インテリアとも相性が良いです。
用土が乾きにくくなるので、より風通しを意識しましょう。
根の量に合った鉢の大きさを選ぶ
湿気を好む害虫も多いです。
水やり後に用土が湿った状態が長く続かないように、植物の根に対して土が多くなりすぎないようにする必要があります。
根の量に合った鉢の大きさを選びましょう。
鉢が大きすぎる場合は、鉢底石を多めにして植えこむと良いです。
ここで大事なのは植物のサイズではなく根の量を確認することです。
風通しを良くする
害虫は湿気が高い場所や空気が停滞しているところを好みます。
風通しを良くすると害虫予防になりますし、植物の生育にも良いです。カビ対策にもなりますよ。
おすすめのサーキュレーターについての記事はこちらからどうぞ。
買ってきた植物をそのまま植えない
業者によりますが、購入した時点で植物に害虫が付いている可能性があります。
土を落として自分で用意した清潔な土に植え替えましょう。
また、葉などにも虫が付いているかもしれないので、植物用の殺虫剤を散布してください。
まとめ
いかがだったでしょうか。全部知っていましたか?
みなさんが室内で植物を元気に育てられるようになると嬉しいです。
今回の記事は以上です。
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