こんにちは、クロマルです。
観葉植物の冬越しに向けて、室内での管理用に植物育成用LEDライトの購入を検討しているそこのあなた
お待たせしました。
今回は、2024年最新のソケットタイプの植物育成用LEDライト34種類を比較する表を作成して、おすすめのライトを考えてみました。(2024年もうすぐ終わるけど…笑)
昨年の25種類からすこし増えています。
※E26口金のソケットタイプの電球についてまとめています。
とくにアガベや塊根植物は健康に育てるために強い光を必要としますから、LEDライトで補う事をおすすめします。
今回、AMATERASで有名なBARRELさんから『WAP-SUN-20W防水電球』と『ROKI-Octagon-50W』という新製品が出ていました!
また、MORSENやSUKITENというところが出しているLEDライトのスペックがけっこう良かったです。
・植物大好きな横浜在住の会社員
・3年以上、70鉢の植物の水やりや見た目の変化を記録中
・企業から依頼を受け観葉植物の記事を執筆
良かったことだけでなく、悪かったこともブログで発信・蓄積することで植物に興味がある人の助けになればと思っています。
詳細はプロフィールをご覧ください。
それではよろしくお願いします。
数値の説明
植物育成用LEDライトのスペックを比較するために、最低限覚えていたほうがいいことを一言で説明します。
・照度(lux):数値が高いほど明るい
・色温度(K):数値が低いとオレンジぽく、高いと青白い光
・PPFD(μmol/ m2・s):数値が高いほど植物が生長しやすい
・演色評価指数:100に近いほど太陽に近い
消費電力と電気代の関係
ライトの消費電力によって電気代はどのくらい変わってくるのでしょうか。
例えば20Wの場合、1日12時間使用したときの1ヶ月の電気代は、
消費電力(W) x 使用時間(h) x 使用日数 x 電気単価(円/kWh) ÷1000 となり、
20(W) x 12(h) x 30 x 27(円/kWh) ÷1000 = 194.4円 です。
電気単価は契約している会社によってやや異なりますが、少しだけ高めに27円/kWhとしました。
ライトを購入する際は、消費電力も気にしておいたほうが良いでしょう。
使用時間も家庭によって違うと思いますが、室内で日光の代わりに使うのであれば12時間くらい点けていたほうが良いです。
ちなみに、夜はライトを消していたほうが植物の生長には良いです。
多肉植物の多くがCAM型光合成をしており、夜に気孔を開いて光合成に必要な二酸化炭素を吸収しているからです。
LEDライト34種類のスペックと価格の比較
比較表
各種LEDライトの数値やその他の仕様、価格などを細かく比較してみた表がこちらになります。
(拡大してご覧ください)
※黄色塗りが今回追加されたLEDライトです。
商品名
・AMATERAS
・TSUKUYOMI
・WAP-SUN
・ROKI-Octagon
・HADES
・PLANTS NEXLIGHT
・Helios Green LED
・HASU38 spec9
・Light STAFF VA
・GROW LIGHT GL-X
・GROW LIGHT GL-A
・COSMO
・LUNA
・DOME
・UNDERDOG NURSERY
・MORSEN
・SUKITEN
・niru
BARRELの防水LEDライト”WAP-SUN”
『AMATERAS』や『TSUKUYOMI』など、植物育成用LEDライトの先駆け的存在のBARRELさんからはいくつか個性的な商品が出ています。
『WAP-SUN』は防水というのが最大の特徴。
水やりや葉水で濡れることを気にしなくていいのはメリットですね。
照度やPPFDのスペックはそこまで高くない印象です。
BARRELのLEDライト”ROKI-Octagon 50W”
『ROKI-Octagon 50W』もとても特徴的なスペックです。756gと重く、消費電力の50Wもかなり高い。
調光機能付きで、アプリの操作で自動でON/OFFも可能です。
ソケットタイプでありながらパネルタイプの特徴を合わせ持っているようなライトです。
BARRELのライティングダクト専用のライト”HADES”
『HADES』というソケットタイプではなくライティングダクト専用のライトが出ています。
価格は高く、質量は1.7kg!そして消費電力は45Wとかなり高い。
照度やPPFDがめちゃくちゃ高く植物の育成にはかなり良さそうです。ほぼ太陽です。笑
HADESは調光機能が付いており、アプリで操作が可能です。もちろん時間を設定し自動でオンオフの操作も可能です。
HADESを取り付けるにはダクトレールが必要になります。
交換式レンズが付属している商品
ソケットタイプは同じ消費電力の場合、照射角度が広いときは光が分散し照度やPPFDが下がり、照射角度が狭いときは光が集中し照度やPPFDが上がる傾向があります。
用途に合わせて照射角度を変えられるようレンズを交換できる商品があります。
レンズ交換が可能な商品
・Helios Green LED
・HASU38 spec9
・GROW LIGHT GL-X
・GROW LIGHT GL-A
・COSMO
・MORSEN LED
・SUKITEN
MORSENとSUKITENのLEDライトもスペックが高い
消費電力20Wと22Wに絞ると下図のようになります。
MORSENとSUKITENのLED 20Wのスペックは、消費電力22WのHASU38には劣りますが、十分高いスペックである事がわかります。
価格が3,000円以下な事を考えるとコスパが良いです。
MORSENとSUKITENは中国のメーカーで、レビュー数もさほど多くないので、購入する際はご注意を。
おすすめのLEDライト
先ほどの比較表から、おすすめのLEDライトをご紹介したいと思います。
※横にスクロールできます。
1. HARU DESIGN『HASU38 spec9』
照度とPPFDがソケットタイプのなかで群を抜いて高いにも関わらず、価格は5,000円台に抑えられているところがおすすめポイントです。
光の波長が青ー緑ー赤の全域をカバーするようになった点と、スワールボディを採用して放熱性を改善している点も良いですね。
付属の広角レンズを使用すれば広範囲に光を当てられるので、使い勝手も良いと思います。
HASU38は380gと若干重たいですが、Heliosよりは軽く、私がおすすめしているクランプ式ライトスタンドならネジを締めることで重たいライトでも角度を変えた状態でしっかり固定できます。
2. BRIM『COSMO UV 20W』
HASU38 spec9より照度やPPFDが若干劣りますが、価格や重量、消費電力が抑えられており、こちらもかなりおすすめです。
また、光の波長はHASU39 spec9と同じように青ー緑ー赤の全域をカバーしつつ、紫外線の波長もあるところが特徴的です。
こちらもレンズの付け替えによって光の範囲を変えられます。
3. MORSEN LED 20W
前述した通り、スペックは消費電力22WのHASU38には劣りますが、十分高いスペックです。
価格が2,000円台というのも魅力です。
私はMORSENの他のライトを使っていたことがありますが、とくに故障も起きなかったのでMORSENをおすすめしておきます。
LEDライトの設置方法
ソケットタイプのLEDライトの取り付け方はいくつかあります。
①クランプ式 何かに固定してソケットを伸ばすタイプ
②クリップ式 何かに挟んでソケットを固定するタイプ
③スタンド式 棚や床に直に置くタイプ
④ダクトレール式 複数のLEDライトをずらりと並べて使うタイプ
この記事で説明しているので読んでみてください。
LEDライトを時間に合わせてON/OFFする方法
スマートプラグを使えばタイマーやスケジュール機能で自動的に電源をON/OFFできます。
スマホで遠隔でON/OFFも可能です。
旅行や出張でしばらく家を空けないといけないときにとても便利です。
この記事で説明しているので読んでみてください。
パネルタイプLEDライトという選択肢も
LEDライトにはソケットタイプの他にパネルタイプもあります。
パネルタイプLEDライトは照射範囲が広いことが特徴です。多くの植物の管理にはパネルタイプが合っています。
また、高さに制限がある場所でも使いやすいのはパネルタイプになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事がみなさんがライトを選ぶ上で参考になると嬉しいです。
それでは!
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