こんにちは、クロマルです。
観葉植物が、「買ったときはあんなに元気だったのに育てているうちに元気がなくなってきた」なんて事ありませんか?
そんな経験をしているのはあなただけじゃありません。
初心者や、初めて育てる植物のときは必ずと言っていいほど最初はうまく育てられず焦るものです。
私もこれまでいくつも植物を枯らしてきました。。
ちゃんと水やりしないから枯れちゃうの?
水やりをいっぱいすれば枯れないって事でもないんだよ。
逆にやりすぎるとダメだったりする。
え!真逆じゃん!
なんでも丁度良い塩梅があるってことやね
初心者の場合、良かれと思ってやっている事がじつは逆効果だったりします。それって悲しいですよね。。
今回の記事では、初心者がやってしまいがちな植物にとって良くない事について書いています。
・観葉植物初心者 ・自分の育て方に自身が持てない人 ・最近植物の元気がなくて困っている人
結論から言うと、植物をよく観察して種類毎に適切な育て方を見極める事がとても大切です。
ただ、それだけだとよくわからないと思いますので、具体的な事例を紹介していきます。
私なりのアドバイスも書いているので、育てるときの参考にしていただけると嬉しいです。
・植物大好きな横浜在住の会社員
・3年以上、70鉢の植物の水やりや見た目の変化を記録中
・企業から依頼を受け観葉植物の記事を執筆
良かったことだけでなく、悪かったこともブログで発信・蓄積することで植物に興味がある人の助けになればと思っています。
詳細はプロフィールをご覧ください。
それではよろしくお願いします。
日当たりは大事 でも明るければいいわけではない
まず、日当たりについてです。
植物の生長に日光が必要なのは、誰でも知っていると思います。
植物の生長に最低限必要な明るさは1000Luxと言われています。半日陰と言われる明るさです。
なんとなく自分が生活していて不便じゃない程度の明るさなら、問題ないと思っていませんか?
でもそれは間違いです。
人間の目は明るさにも暗さにもすぐ慣れるので気付きにくいですが、照度計で測ると晴天の直射日光は50000Luxくらいあり、夜の暖色系のライトを点けたリビングは100Luxくらいしかありませんでした。
例えば、室内で植物を育てていて、朝起きてもカーテンを開けず、会社に行き、日中は電気を消していて、夜帰ったときに電気を点ける生活だったとします。
それでは植物に十分に日が当たっていないので徒長(とちょう)などの生長不良の原因になります。
カーテンを開けて日の光を室内に取り込むことが大事です。
また、人間の目には明るく見えても、窓から離れれば離れるほど照度が下がっていきますから、なるべく窓辺に置いてあげましょう。
どうしても室内に差し込む光では全然明るくならない場合は、屋外に出しましょう。
屋外は室内と比べて圧倒的に明るいです。晴れていれば数千Luxはあるでしょう。
それでも日当たりが悪いというときは、育成用のLEDライトの使用を検討してもいいと思います。
さて、ここまで植物には日当たりが重要という事を書きましたが、
一方で直射日光を当てることは植物に悪い影響を及ぼします。それが葉焼け(はやけ)です。
基本的にどの種類も真夏の直射日光は葉焼けの原因になるので避けたほうがいいです。
私の場合、温かい時期はベランダで植物を育てていますが、いくつか葉焼けさせてしまったので、夏は遮光カーテンを付けていました。
夏の直射日光は10万Luxを超えるので別格ですが、なかには数万Luxで葉焼けするような、半日陰くらいの明るさが最適な植物もあります。
日光は必要ですが、明るければ良いというわけではありません。
明るさのチェックには照度計が便利です。
水やりと葉水はメリハリが大事
水やりにも様々なポイントがあります。一緒にみていきましょう。
水やりのタイミング
水やりのタイミングは、鉢の中の土が完全に乾いてからです。
これが意外とできないです。
植物に元気がないと「水が足りないのかな」と思ってしまいませんか?
でもそれが間違いで、土が乾ききらずに水やりしていると根腐れの原因になります。
私は過去に何度も根腐れで植物を枯らしてしまいました。。
根腐れしたところは治らないので、切り取って植え直してあげる必要があります。
表面の土が乾いているように見えても、鉢の中の土は湿っている可能性があるので、竹串などを挿して、串に付いた土が湿っていないか確認するといいです。
「そんなに頻繁に土に触りたくない」、「竹串使ったけどよく分からない」という人は水やりチェッカーが便利ですよ。
私の場合は根腐れがこわいので、乾いてから数日空けて水やりしています。
そして、水やりするときは鉢の中全体に水が行き渡るようにたっぷりあげます。
よく、「鉢底の穴から出るくらい」と表現されていたりしますが、それはあくまで目安で、大事なのは水が全体に行き渡る事です。
水やりの時間帯
初心者の時に気にしないのは水やりの時間帯かと思います。
夏の晴れた昼間とかに水をあげたくなりますよね。私もやっていたのでわかります。
自分も喉が渇いたし、植物たちも水を飲みたいんじゃないか、みたいな。
でもそれってじつは良くない事なんです。
夏、気温が上昇しているときに水やりすると鉢の中は蒸し風呂状態になり、根へのダメージ大です。
同じような理由で、冬は気温が低い夜に水やりすると鉢内がさらに冷たくなるので根へのダメージ大です。
夏は気温が下がった夜、冬は気温が高い朝や昼に水やりすると良いです。
そのほかの季節はわりとどの時間帯でも大丈夫ですが、真昼間は避けたほうがいいです。
葉水(はみず)する時間帯の考え方も同じです。
葉水は葉の裏側にも
つぎは葉水(はみず)について書いていきます。
葉水することは植物にとって色々メリットがあります。
- 葉の潤いを保つ
- 葉を清潔に保つ
- 病気の防止になる
- 害虫の防止になる
葉水をしていなかった初心者の方は、まずやっていただきたいと思います。
葉水をしていた人はグッドです。ちなみに私は初心者の頃全然していませんでした。
ですが、なんとなく霧吹きをシュッシュとして満足していませんか?
普通に霧吹きすると葉の表面しか濡れないですよね。
葉水のメリットを考えると、葉水は葉の裏側にもしてあげる必要があります。
顔を洗うときもテキトーに洗うか念入りに洗うかで清潔さが変わってきますよね。そんなイメージです。
水を直接かけてはいけない
何この見出し?葉水したほうがいいって言ってたのに、逆だよ?
ややこしいよねー。
これから説明するね。
植物のなかには水がかかったまま放置すると腐ってしまったり、そもそもかけないほうがいい種類があります。
例えばディッキアのような生長点を中心に放射状に育つ種類は、どうしても生長点に水が残りやすいです。
水が乾かずに残り続けると腐る恐れがあります。
もし、水が溜まってしまったら風で飛ばすといいでしょう。
また、多肉植物は基本的に乾燥を好むので濡らさないほうがいいです。
とくにブルームという白っぽい粉を纏っている種類は、ブルームが流れ落ちてしまうので要注意です。
写真は我が家の京美人(群雀)です。
土の量は多すぎないように
水やりのところで、土が乾ききらずに水やりしていると根腐れの原因になると書きましたが、
鉢の中の水が乾くのに時間がかかることも良くないです。
水はけが良い土を選んだほうが良いというのは初心者でも聞いたことがあると思います。
意外とやってしまうのが、植物に対して大きめの鉢に植えてしまう事です。
鉢が大きいと土が多くなり、水やりしてから乾くまで時間がかかってしまいます。
植物をちゃんと育てるために鉢選びは大事ですね。
風通しは大事 でもエアコンの風はNG
室内で植物を育てるときに意外と難しいのは風通しを確保することですね。
蒸れの防止になるので風通しは必要です。
時々窓を開けたり、サーキュレータを付けるといいです。
風通しという意味ではエアコンの風も同じと思うかもしれませんが、エアコンの風は乾燥しすぎているので、植物が傷む原因になります。
人もエアコンの風に当たりすぎると喉を痛めたり、肌が乾燥しますよね。同じです。
植物に虫が出ても家に置いてあるスプレーを使わない
植物を育て始めると、虫が発生することもあります。
そんなとき、咄嗟に家に置いてあったスプレーをかけたくなるかもしれません。
ただ、ちょっと待ってください。
スプレーの成分によっては、強すぎて植物に使うと枯れてしまう可能性があります。
園芸ショップなどで植物に使っても問題ないものが販売されているので、そちらを使うようにしましょう。
薬剤をなるべく使いたくない人は、土を有機質を使っていない土に変えたり、土の表面が出ないようにマルチングすると、土から虫が発生にくくなります。
うちの場合は、多肉植物にはプロトリーフの観葉・多肉の土を使っています。
有機質の土でおすすめなのはゴールデン粒状培養土です。うちの観葉植物はだいたいこれを使っています。
粒状なので通気性や排水性が程よく、さらに加熱処理されているので、雑菌がない清潔な用土です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
植物は生き物ですし、種類もたくさんあります。普段からよく観察して種類毎に適切な育て方を見極める事がとても大切です。
とにかく、なんとなくで育てない。というのが大事ですね。
植物のために朝カーテンを開けて光を取り込んで、窓を開けて風通りを良くして、、とやっていると自然と丁寧な暮らしになり、自身の精神衛生的にも良いかもしれませんね。
今回の記事は以上です。
結局どの種類がおすすめ?という人は、我が家の植物を5項目で比較してみた記事はいかがでしょうか。
観葉植物を育てるのは大変そうだと感じたようでしたら、フェイクグリーンについての記事はいかがでしょうか。
コメント
はじめまして
Green snapで、フォローしていただきありがとうございます。
クロマルさんの、ブログとっても良いです!
これから、楽しく読ませていただきます。
質問ですが、モンステラ持っていて、大きく成長し、根っこ?が、鉢からずいぶん飛び出してしまい植え替えしようと思ってますが、飛び出た根は、埋めてあげられるだけの鉢が良いのでしょうか?
コメントありがとうございます。とても嬉しいです。
質問ありがとうございます。
モンステラ良いですよね。
私のセロームも根が鉢を飛び出していたので、大きめの鉢に植え替えました。
飛び出した根は、本当なら土の中に伸ばしたかった根だと思うので、埋めてあげたほうが良いですよ。